
今回の施工事例は、家族葬で多店舗展開されている花安様の、新潟弁天橋通り店をご紹介します。
新潟市中央区に新規出店される家族葬の花安様の葬儀施設を弊社で担当させていただきました。
住宅ではありませんが、一般建築のリフォーム施工例として紹介させていただきます。
・外構工事一式
・内装リフォーム工事一式
既存外観

外観リフォーム後

今回の物件は新築ではなく、もともと医院だった建物を改装する計画となりました。
不要な植栽や古いサイクルポートを撤去し、前面道路との大きな段差を解消しスロープを設けることによってバリアフリーにも対応しています。
特徴的な外観形状は活かしつつ、外壁を張り分けてまとまりのあるデザインに整えました。
既存玄関→相談室に

相談室(リフォーム後)

もともと玄関だった部分は、外から入れる相談室に生まれ変わりました。
玄関にあった段差を解消し、外部と内部をフラットにつなげることで、どなたでも利用しやすい動線としています。 また、上部の吹抜けは既存のまま活かし、開放感のある空間に仕上げました。
内装はポップで親しみやすいデザインとし、相談しやすい雰囲気づくりを心がけました。
多目的トイレ

式場手前には広々とした多目的トイレを設置しています。
手前側には手洗いとオムツ替え台も完備しています。開口寸法も広く取り、使いやすさに配慮しました。
増築部分→安置室

安置室(リフォーム後)

既存部分にあった木造の増築部分は、2つの安置室に。
前室を設け、床をナチュラルな木目、壁紙や扉は白を基調として清潔感のある落ち着いた雰囲気にまとめています。
診察室→式場


式場(リフォーム後)


かつて診察室や待合室として使用されていた広い空間は、家族葬の式場として新たに生まれ変わりました。
祭壇背面の窓はカーテンで遮光し、壁紙にはパール光沢の白を基調とした上品な素材を採用することで、空間全体に落ち着きと華やかさを持たせています。
祭壇には凹凸のあるタイルを用い、間接照明と組み合わせることで奥行きと表情を演出。
生花がより美しく映えるよう、色味を抑えたシックな仕上がりとなっています。
天井中央には、空間の象徴となる円形の造作天井を設け、間接照明を組み込むことで柔らかく上品な光の広がりを演出しました。
円形のラインが視線を自然に中心へと導き、空間全体に包み込まれるような安心感をもたらします。
中央にはデザイン性の高いペンダント照明を配置し、葬送の場にふさわしい落ち着きと、訪れる方の心を穏やかにするやさしい明るさを両立したデザインを目指しました。
和室→寺院控室

寺院控室(リフォーム後)

既存の和室は広さをそのままに、寺院控室(お坊さんなどの控室)としてリフォームしました。既存の棚を撤去し畳を張り替え、壁紙をアクセントに柔らかな照明と組み合わせることで、落ち着いて過ごせる空間に整えています。
検査室→遺族控室


遺族控室(リフォーム後)


もともと検査室だったところは、トイレ・洗面・浴室が完備された遺族控室となりました。手前にはキッチンやTVも設置されています。
遺族控室はお施主様が特にこだわられたお部屋です。大切なご家族を亡くされた方の心情に寄り添い、少しでもくつろいで気持ちを和らげていただけるよう、空間づくりに配慮いたしました。
全体をシックで落ち着いた印象にまとめながら、畳の配色やポップな壁紙によって明るさも感じられる空間に仕上げています。
浴室につながる廊下や洗面脱衣室には段差のない計画とし、バリアフリーにも配慮しています。
安心して最期のお見送りができる施設づくりを目指して

今回、設計として初めて葬儀場を担当させていただきましたが、普段は利用する立場であることもあり、初めて知ることも多く、大変学びの多い経験となりました。
加えて、花安様がご遺族に寄り添いながらお見送りを支える真摯な姿勢には、深い敬意を抱いております。
大切なご家族と過ごす最期のひととき、そしてお別れの儀式の場として、ご検討いただけましたら幸いです。
最後に、弊社では住宅だけでなく、一般建築の新築やリフォームにも幅広く対応しております。どうぞお気軽にお声がけください。